SUN SURF SPECIAL EDITION Dshokusaie nanten ykeizu Aloha Shirt
サンサーフ スペシャルエディション 動植綵絵 南天雄鶏図 アロハシャツ
【SPECIAL EDITION(スペシャルエディション)】
楽園ハワイを象徴するアロハシャツ。
その発祥には日系移民が深く関わっており、トロピカルな柄だけでなく和柄もヴィンテージとして存在する。
ハワイが観光地として確立した20世紀半ばには、お土産物としてアロハシャツの需要が一気に増加。
デザインやパターンが多様化し、多くの作品が生まれた。
ヴィンテージのアロハシャツを収集する過程で、ごく稀に出会える特別な逸品。
時代の流れと友に失われつつあるそれらの作品を生み出したテキスタイルデザイナーに敬意を表し、
多色の贅沢なプリントの迫力のデザイン、メーカーや年代によって異なる各部のディテールまでその魅力を余すところなく完全再現する。
それがサンサーフ・スペシャルエディション。
【伊藤 若冲(いとう じゃくちゅう)】
伊藤若冲は1716年、京都の青物問屋の長男として生まれる。
穏やかで物静かな性格の若冲は、周囲の期待とは裏腹に絵を描くこと以外には興味がなく、
商人時代に家業を放棄して2年間もの間、丹波の山奥に籠ることもあった。
40歳にして家督を弟に譲り、本格的に絵師として歩みだした若冲。
家からでずに縁側で放し飼いにしていた鶏をスケッチし続け、中国の宋元画(そうげんが)からも影響をうけて、
身近にあるものを細部まで観察し猫写するスタイルを確立していく。
動植物をモチーフとし、1757年から1766年頃にかけて制作された若冲の代表作「動植綵絵」。
同シリーズは全30幅から成り、この南天雄鶏図(なんてんゆうけいず)もそのひとつで1765年の作品。
鮮やかに実った南天の木と軍鶏(しゃも)をモチーフとしており、軍鶏の引き締まった身体に使われている黒、
鶏冠(とさか)と南天の実の鮮烈な赤、その色彩の対比が絶妙に配置され、美しい空間を描き出している。